わかっちゃいるんですよ。
「自称インデックス投資家」としては、頭ではわかっちゃいるんですけどね。

相場は上下するし、景気は循環するし、急落は突然やってくる。
どんと腰をすえて、平常運転でコツコツ投資を続けるべき。

言葉では、理性的な、教科書的なことはいくらでも書けるんですが、
そうは言っても感情としては穏やかでない部分も否定できない。

というわけで、恥を忍んで、ここ数日のことを列挙したいと思いますので、
行動経済学的に分析していただくもよし、反面教師としていただくもよし。


 なお、私が基本「インデックス投資家」を自称してる理由は、
投信積立の資金は毎年増額していっているのですが、
個別株は、あくまで一定の金額内でのみ取引してるからです。

 なので、「コア」は投信かETF。
「サテライト」は個別株、という位置づけです。
(日本株のインデックス投信は買わず、現物株の分散投資で代替してるという形でもあります)


 とは言っても、しっかり下がりましたよ評価額が。ああ下がった。
 それによって起こったこと、気づいたことは以下のとおり。
「インデックス投資家なので、まったく気になりませんでしたよ」とは言い切れない自分がおりました。



・いやな予想は大抵当たるが、当たってもどうにもできない。
 前日米国のダウが下がったので、「こりゃアメリカがくしゃみすると日本は肺炎になる」ケースと思い、手仕舞いの準備をし ました。
 具体的には、現有株が約5%程度下がったら、あるいは買値とほぼ同じ価格まで下がったら、自動的に売却するよう逆指値を入れておきました。
 が、考えることは皆同じで、そのタイミングでは既に乗り遅れていたというのが現実。


・「含み益」は確定利益ではない。
 当たり前。 当たり前だけど、「あんなにプラスだったのに」という「損した」感覚がハンパ無い。
 金額は書かないですけど証券口座全体としては、総額の5.8%ぐらい下落。 
 含み益だけで見ると30%下落。
 Twitterで皆さんが指摘していた、「リスクをとりすぎていないか?」という警告どおり。
 いや、リスクは許容範囲内でしたけど、「損するとツラい」という当たり前の反応が自分の心にまだ起こるのかというのが正直な驚き。
 暴落は何度か経験しているはずなんですけどね。


・指値・逆指値は万能ではない。
 あたりまえですけど、「買方」がいないと、売買は成立しない。
 自分が「10万円程度で売りたいんっすけど」と売りを入れていても、買い注文がゼロ件なら、売れないわけです。
 結果、2月5日、2月6日と、自分の想定よりかなり安い値段で売ら れていきました。
 それでもまだマシなほうで、いきなりストップ安で、値段がつかないものもあったとか。
 ともあれ、機械的に「○○円になったら自動的に売り注文を出す」という逆指値を注文しておいたことは、トータルで考えると良かったかなと思います。
 塩漬け銘柄が増えず、評価益がある状態で手放すことができたので。



・「動揺売り」「狼狽売り」にまきこまれる。
 巻き込まれるというか、自分自身の注文もその一部なんでしょうけど、機械的に売買されちゃうので、下がればもっと下がる悪循環。
 結果、「売らなければ、次の日には元の株価に戻ってたのに。ぐぬぬ」という銘柄もチラホラ。



・相場がおちついても「買い戻し」は難しい税金の罠。
 含み益がある状態で売れただけで幸運かもしれませんが、いざその銘柄をまた買いなおそうとするとこれがややこしい。
 例えば10万で買った株を 、20万円で手放したとします。 利益は+10万円です。
 特定口座での取引では、利益に約20%の税金がかかります。2万円引かれて、正味の利益は+8万。
 となると、同じ銘柄を買い戻す場合、20万ではダメなのです。10万+8万の、18万で買えないと、「同じ値段で買い戻した」ことにはならない(気がする)のです。
 「下がれ~」とも思うし、「騰がれ~」とも思う、不思議な宙ぶらりんの心理状態に。



・落ちたナイフに手を伸ばすのは勇気がいる。
「押し目買いに押し目無し」など言いますが、いざ相場が全面安の展開になると、
「このままズルズルと下がり続けるのではないか」という不安・恐怖が沸き起こって、なかなか、新たに買い増すのが難しくなります。
 一方、インデックス投信は、景気の波はあると割り切って、下がり続ける限り、買い増しつづけようという気になるから不思議。



・優待銘柄には、へんな思い入れが生まれる。
 手放すのがとっても寂しい。家族も残念がる。
 が、ここは心を鬼にして、また業績や指標を見ながら、検討。
 業績が変わらず、株価が下がるということは、配当金や優待の利回りが増えるということなので。


・ideco口座が初のマイナスに。
 ほんのちょびっとですが、去年から積み立てていたidecoがマイナスに転落。
 これからも積み立てていくのでジタバタする必要は何もない(そもそも売れない)のですが、
マイナス圏だと気になって来るのが維持費・手数料。
 基準価格がそのまま変わらなければ、手数料だけがコツコツとかかってくるわけです。これがなんかイヤ。数百円でも嫌。


・NISA口座(投信積立5年目)は平常運転。
 特になにも触らず。淡々と積立を続ける。
 トータルリターンは+60万から+39万に下落。
 こちらは全然書くネタがないというか、まったく平穏。もしマイナスになっても多分なにも変わりなし。